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第923回 静岡のクラーク先生と勝海舟

地域の歴史について学ぶ機会は大事なことです。まだまだ知らないことばかりです。
今日は、静岡大学名誉教授の今野貴和人先生にお越しいただきました。

静岡のクラーク先生ってご存知でしたか?クラーク先生といえば「青年よ!大志を抱け」の名言でも有名な北海道開拓の父、クラーク博士を思い出しますね。ところが、クラーク先生はもう一人いたのです。静岡のクラーク先生も非常に素晴らしい指導者で、開国後の日本の教育に尽力された方です。

今野先生は静岡のクラーク先生、Edward Warren Clark(エドワード・ウォーレン・クラーク)は、勝海舟が徳川の旧幕臣たちのために静岡に設立した「静岡学問所」の教員で後に国づくりに貢献していくような青年たちを教育したのでした。明治政府も立ち上がったばかりでまだキリスト教の布教も禁じられていた時代に勝海舟の計らいで布教については不問とされ、静岡におけるキリスト教の始まりともなりました。今野先生はエドワード・ウォーレン・クラーク先生が書き残した勝海舟についての著書を翻訳されました。この本を読むと勝海舟の人柄やクラーク先生との交流が計り知れます。

お誕生日の人はL鳥巣、L川嶋です

記事:広報委員長・榎戸真弓 写真:広報委員・斉藤 攻