今回は「富士山にセンダンの森をつくる」という題で、元静岡大学教授の新妻廣美先生にお話しいただきました。先生の専門は昆虫で特に「ユスリカ」の研究をされていますが、センダン(栴檀)を育てrことは里山の環境づくりにも良いということで、ひょんなことから栴檀の森を造ることになったそうです。
自己紹介と一緒にしてくださった昆虫の話も非常に興味深く、それはそれで別の機会にもっとじっくり聞きたい内容。小さい頃「ファーブル昆虫記」に夢中になったことを思い出しました。
センダン(栴檀)という木は日本古来の木で、まっすぐに伸びて10年くらいで家具の材料になるそうです。センダンの森を作ろうというのも杉や檜にかわる木材として活用できるため、林業の活性化も背景にあるそうです。確かに檜も杉も木材として使えるようになるまでには30年以上かかり、植えた人が活用できないことや杉花粉のアレルギー問題もあります。
活き活きととお話しされる新妻先生を見て自分の好きなことに没頭できるということは本当に素晴らしいことだと改めて感じ、羨ましかったです。
地球環境配慮やSDG’sについて考えさせられる例会でした。
記事・広報委員長:藤澤佳寿子 写真・広報委員:斉藤 攻